4月 06

PRICING TOPICS Vol.17|2022.4.6

1週間のプライシング関連の注目ニュース・事例などをまとめ、紹介するニュースレターです。

入社・入学シーズン。1日には着なれないスーツを身に纏った人々を、さまざまなところで目にしました。まん防が解除され、リアルで入社式を行った企業も多かったようですが、なかにはメタバース空間での入社式を執り行った企業も!

また、大阪にあるテーマパークUSJでは、VRで再現された人気ゲーム「モンスターハンター」の世界で、実際に歩きながら「狩り」できるアトラクションも登場しています。

新しい技術を社会が受容し、またその著しい進化を後押しするのは、大なり小なりの「いつもと違うこと」が起こった時です。私たちの生活スタイルを一変させたコロナウイルスの流行は、バーチャルでの「リアル」体験を身近に引き寄せる大きな契機となったと言えるでしょう。

今まさに起こっているウクライナ侵攻も例外ではなく、さまざまなものの需要と供給のバランスが世界中で崩れています。その渦中で社会はどのように変容するのか。

新たに社会人となったデジタルネイティブな若者たちが、社会に新しい風を吹き込み、大きく前進させる存在になることを期待しています。

 

それでは、2022/3/30〜4/6までの注目のトピックスをピックアップしていきます。

 


■プライシングニュース

-卵の値段、いくらだったら安いと思いますか?

スーパーでもコンビニでも、多くの商品が値上げされるなか、卵の値段は他のものと比べても値上がりしていない。それは、スーパーにおいて卵が「特売」で客を呼び込む力のある商品だからでもあるが、さらにその奥の闇に踏み込んでいくと「安い日本」のスパイラルが見えてくる。

 

輸入に頼っていた食品などは、価格高騰や情勢不安定が続くなか、国内産の代替品に注目が集まっている。この代替品は新たな市場を生み出すことになるかも?

 

 

■小売×TECH

一見してパンとアプリに共通点は見出せないだろう。

「スキルのある人しかできないこと」を「誰でもできること」にできるのはテクノロジーの強み。特別な職人やエンジニアなど、特定の職種を雇用するには思いのほか労力がかかる。

しかし、これからはたった5日でプロ顔負けのパンが焼けるようになり、さらにたった3日で専用のアプリを開発し、パン屋を開業できる時代なのだ。

 

DXの必要性だけが声高に叫ばれていたのは数年前のこと。しかし、そもそも何を目的にDXするのかがなければそのプロジェクトは十中八九失敗するか頓挫する。特にB2Cにおいては、店舗が抱える課題は顧客からのフィードバックで顕在化することもしばしば。

今改めて、顧客視点でのDXがアツい。

 

■経済ニュースに関する読みもの

東証が約60年ぶりに市場を再編。JASDAQがなくなり、プライム、スタンダード、グロースの2つに分類されることとなった。その概要や背景についての基礎知識はまずこちらを。

 

ウクライナ侵攻に関連する経済ニュース。一時、停戦交渉が前に進みそうだったが、ロシアのジェノサイド疑惑でまだまだ長期化してしまいそう。その影響は原油や穀物だけでは終わらない。

 

まん防も解除され、政府主導の経済復興に向けた施策も始まる見込み。この2年冷え込んだ外食や旅行等の観光業界のダメージは深刻。また、人出の増加は感染者増の懸念もあり、コントロールは難しい。コロナ禍前並への復調は、まだまだ時間がかかりそう。

 


ハルモニア株式会社は「ビジネスのすべてをダイナミックにし、地球のサステナビリティを向上させる」をミッションとした、変革コンサルティングおよびシステム開発に取り組む企業です。

ハルモニアでは、企業のプライシング変革支援として、価格戦略やプライシングに関する技術導入相談や社内向けの研修・ワークショップなどを承っています。

 

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