3月 31

京王電鉄バス社と提供する「高速バスのダイナミックプライシングサービス」のアルゴリズムをアップデート

価格戦略のコンサルティングとソリューション開発を手掛けるハルモニア株式会社(以下、ハルモニア)は、京王電鉄バス株式会社と共に提供してきた、高速バス運賃のダイナミックプライシングサービスのアルゴリズムをアップデートしました。このアップデートによって、需要予測に基づく、より適切な運賃設定が実現され、収益性の向上が可能になる見込みです。

■アップデートの背景と新アルゴリズムについて

両社がダイナミックプライシングサービスを提供開始したのは2020年12月です。そこから約2年間、全国の高速バス事業者様にお使いいただき、プライシングに必要なデータが蓄積されてきました。これにより、予約の増加ペースを検知して運賃のアップダウンを調整する従来の“反応的なアプローチ”から、期待される需要に合わせて予め最善の運賃を設定する“予測的なアプローチ”への移行が可能になりました。

アップデートされた操作画面

実際のデータを基にした事前検証結果からは、以前のアルゴリズムに対してさらに10%程度の収入改善が見込まれています。

新旧アプローチのイメージ

高速バスマーケティング研究所株式会社 代表 成定竜一 氏のコメント

「路線ごとの需要の特性など、高速バスの実情に合った需要予測と運賃決定の仕組みとなりました。今後は、このメソッドを高速バス事業者に伝え、活用してもらう努力が必要だと考えています。」

ハルモニア株式会社 CEO 松村のコメント

「今回のアップデートが可能になった理由は2つあります。ひとつはこの2年間でのデータの蓄積、もうひとつは利用企業のプライシングリテラシーの向上です。最初は比較的シンプルなルールベースから始めたことで、ご利用企業の皆さまもダイナミックプライシングの仕組みに慣れ、積極的に値付けの仕方を考える習慣が根付いていきました。
そうした下地もあり、特に京王電鉄バスの皆さまと新しいアルゴリズムの考え方について前向きで高度な議論を交わすことができ、今回のアップデートに繋がりました。データサイエンスや価格戦略の理論に詳しい方から見ると、新アプローチは当然のものに感じられるかもしれませんが、この2年間のステップは両社の更なる発展に向けて必要なものだったと私は捉えています。」

ハルモニアはダイナミックプライシングサービスの提供を通じ、高速バス事業者の収益性・効率性の高い運行の実現と、業界の持続可能性への寄与を目指します。
また、価格戦略策定からソリューション開発までを一気通貫で支援できることを強みとし、今後ともパートナー企業との協業と、それを通じた各業界課題の解決を目指してまいります。

本サービスの位置付け

■会社概要

会社名  :ハルモニア株式会社
設立   :2015年4月21日
代表者  :CEO 松村 大貴
所在地  :東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル11階
ミッション:「ビジネスのすべてをダイナミックにし、地球のサステナビリティを向上させる」
事業内容 :価格戦略に関するコンサルティングおよびソフトウェアの開発・提供
公式サイト :https://www.harmoniainc.jp/

 

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