1週間のプライシング関連の注目ニュース・事例などをまとめ、紹介するニュースレターです。
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昨日はホワイトデーでしたね。実は、ホワイトデーがあるのは日本と東南アジアの一部だけ、というのはご存知でしたか?
バレンタインデーもお菓子メーカーがプロモーションのためにチョコレートを贈りあう習慣を定着させたと言われていますが、ホワイトデーも同じ背景のようです。
以前は、バレンタインにもらったものの3倍返し、なんて時代もあったそうですが、今は昔。最近では、高価なものよりもパートナーと楽しい「時間」を過ごすことに価値を感じる人が増えているそうで、何かの体験や、楽しい時間を共有するためのグッズなどをプレゼントをする人もいるのだとか。
「モノ消費」から「コト消費」、そして「トキ消費」に時代は移り変わっているようです。
モノ消費から、コト消費。そしてトキ消費へ ~コト消費では満たされなくなった消費者たち~:NTTコムウェア
そろそろ桜の季節。コーヒーを片手に家族や友人・パートナーと公園でピクニックというのも素敵な「トキ」消費かもしれません。
それでは、2022/3/8〜3/15までの注目のトピックスをピックアップしていきます。
■プライシングニュース
世界経済のインフレに加え、ウクライナ危機による物価高騰で先行き不透明な状態。企業の原材料高騰を価格に転嫁する動きは拡がりつつあります。
価格転嫁が進む一方で、大手スーパーの一部のPBは「価格据え置き」を謳っていますが、それも3月末までだったり「期間限定」。「価格というのは蚊のように上下に動くもの。ずっと同じところにとまっているのは死んでいるということだ」と、本記事では述べられています。
価格と同じく消費者の購買行動へ影響するインセンティブとなるポイント。このポイントはEC・リアル店舗での購買、また携帯利用料金や証券など、「貯める・使う」ができる領域も広がり、多くの消費者に利用されています。
■小売×TECH
小売DXの最先端と言われると日本ではAmazonのレジのない店舗AmazonGOなどを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、中国も負けていません。それどころか普及度なども考えれば、最先端を走っているのかも。その象徴が、アリババグループの盒馬鮮生(フーマーフレッシュ)。ネットスーパーとリアル店舗の融合で成功しています。
- 中国のDXを侮る人がわかってない「日本との大差」:東洋経済
- アマゾン、米のリアル書店を閉鎖し、アパレル・食料品のリアル小売店舗運営にシフト:THE WALL STREET JOURNAL (※英語版サイト)
また、SDGsの取り組みが進む世界では、食品ロス削減のテクノロジーも進化しています。
国内の小売でもリアルとECの垣根を低くし、より消費者にとってメリットある購買体験を実現しようとしている事例も。
少しずれますが、アスクルのデータ活用を加速する、こちらのニュースもどうぞ
またデジタル化の波は公的な給付金にも。
■経済ニュースに関する読みもの
世界経済は大荒れ。インフレ、インフレと叫ばれていますが、「インフレとはどういうこと?」「なぜ起こるの?」という方向けの記事で、おさらいをどうぞ。
日本にも押し寄せるインフレの波に、労働組合との春季交渉へ早期対応をはかる企業も。
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