阪急阪神ホールディングス様にて、ハルモニアCEO松村が『新しい「価格」の考え方』と題した価格決定力向上に関する講演を行いました。
講演概要
- 聴講者 :阪急阪神ホールディングス株式会社・グループ各社の社員様
- 講演形式 :オンライン
- 講演日 :2022年1月28日
- テーマ
新しい「価格」の考え方
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- 事業を何が何でも生かし、成⻑させるための価格戦略
- 価格決定力向上へのキーポイント
- ハルモニアが支援可能なこと
講演内容サマリ
- 既存事業を何が何でも生かし、成長させるための価格戦略
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- 人口減少・高齢化の日本市場では数量・売上はデフォルトで減少に向かう
既存事業は、収益力・顧客単価が第一の目標となる - 日本企業は価格決定力が著しく低い。コスト削減・安値競争だけでは未来が広がらない。外食、レジャーなど様々なモノの価格で比べても、日本は「安い」
- 企業も価格決定力不足を実感しているが、効果的な対応ができていない状況
- 「価格」の取り組みは常にリスクを孕むが、大局的に見ればここに踏み込むしかない
- 消費者の心理は価格重視から価値重視にシフトしつつある一方、消費者の価格感応度は高くなっている。市況に合致した価値訴求が必要で「安くすれば売れる」という期待も危険
- 人口減少・高齢化の日本市場では数量・売上はデフォルトで減少に向かう
- 価格決定力向上へのキーポイント
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- ①コストベースから、バリューベースの価格設定へシフトする
- ②顧客ニーズを見分けて、「価格差別」の考えを取り込む
- ③プライシングは、「実験」と改善の繰り返しと捉える
- ビジネスモデルをもとに「何を」「どんな時に」「いくらで売る」か仕組化する「プライシングフロー」により、価格を高速にアップデートする必要がある
- いただいた質問(一部抜粋)
- 他国に比べ日本の価格決定力が低い背景にはどのようなものがあるか?
- 原価がほぼない商品・サービスの値付けはどうすればいい?
- 値上げする場合の消費者への対応で気をつけるべきことは?
講師より
今回はグループの業種業態の異なる各社から50名超にご参加いただきました。予定時間をオーバーするほど意欲的にご質問をいただき、皆様がそれぞれの事業で価格に対する強い課題感をお持ちであることを感じました。
価格決定力の向上は収益力に直結するものです。今回のセミナーでお伝えしたことが、関西の雄と言える阪急阪神ホールディングスグループ各社の価格戦略に少しでも影響を与えることができていれば幸いです。
<参考資料>
- なぜ「日本は安い」のか 価格決定力向上のための調査レポート
https://www.harmoniainc.jp/news/pricing-power-2021/ - 「価格決定力」とは何か
https://www.harmoniainc.jp/news/request-whitepaper-pricingpower01/ - 「価格決定力」向上の具体的な施策とは
https://www.harmoniainc.jp/news/request-whitepaper-pricingpower02/
ハルモニアでは、企業のプライシング変革支援として、価格戦略やプライシングに関する技術導入相談を承っています。また、ビジネス変革にともなうデジタルトランスフォーメーションの相談も承っています。
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