11月 19

PRICING TOPICS vol.6|2021.11.19

1週間のプライシング関連の注目ニュース・事例などをまとめ、紹介するニュースレターです。

今日は、全国消費者物価指数が発表されましたね。「安い日本」というキーワードに注目が集まる中で、物価や賃金などに関する記事も増えてきているように感じます。

そんな1週間のなかから注目のトピックスをピックアップしていきます。

 


 

10月の全国消費者物価、2カ月連続上昇 エネルギーが大幅上昇:日経新聞

総務省が19日発表した10月の全国消費者物価指数(CPI、2020年=100)は、生鮮食品を除く総合指数が99.9と前年同月比0.1%上昇した。上昇は2カ月連続。ガソリンや電気代などを含むエネルギーの上昇幅が11.3%と、08年9月(14.7%)以来、13年1カ月ぶりの上昇率となりCPIを押し上げた。

原油価格の高騰により、ガソリンなどのエネルギー系の値が大幅に上がり、一方で携帯電話料金の指数については、各社の新料金プランの影響で大きく下がっています。コロナも徐々に落ち着き、経済も少しずつ盛り返している感触もありますが、今後の動向に注目です。

 

 

転職をして「給与」は上がった? 厚労省が調査:ITmedia ビジネスオンライン

2019年10月から20年9月に転職した人に聞いたところ、「増加した」と答えた人は39.0%に対し、「減少した」は40.1%、「変わらない」が20.2%であることが、厚生労働省の調査で分かった。

私も今の会社で3社目ですが、何を転職の軸に置くかで給与を上げることを条件に入れるかどうか、変わってきますよね。しかし、社会構造上、物価と賃金は比例して上がって行かねばなりません。経済的に豊かだと思われている日本の平均賃金は、アメリカの約半分。最低賃金も少しずつ上昇してはいるものの、このペースでいいのでしょうか。

<参考>

 

 

なぜ「日本は安い」のか 価格決定力向上のための調査レポート:ハルモニア

ハルモニアが昨日発表したレポートです。日本の物価・賃金・経済の状況をまとめ、なぜ「安い日本」と言われるのか、を解説しています。また、価格決定力を向上させそこから脱却する方法についても言及しているレポートです。ぜひ上のニュースと合わせてご覧ください。

 

 

「お金不要」で次々とモノが届く「地下経済」の内情:東洋経済オンライン

プライシングとは少しずれますが、たまには少し心温まるコラムを。

昔ながらのご近所づきあいで生まれるもののやりとり。誰かにあげる・もらうが生み出す資本主義経済とはパラレルワールドにある「地下経済」のお話しです。

 

 

日本の“支払い”変えた技術者 次なる挑戦:NHKニュース

国内の電子マネーに欠かせないのが、「フェリカ」と呼ばれる技術です。日本の“支払い”を一変させたとも言えるこの技術。開発責任者を務めていたのは、ソニーの元技術者、日下部進さんです。技術者として、いまも現場の最前線に立ち続ける日下部さん。フェリカはどのようにして生まれたのか。そして今、新たに何を生み出そうとしているのか。

公共交通機関だけでなく、さまざまなお店で電子マネー支払いをしない日はありません。支払いという消費者行動に大きな変革をもたらした技術の開発ストーリー。私たちのお財布を小さく・軽くしてくれたこの技術に拍手を送りたいと思いました。

 


ハルモニア株式会社は「ビジネスのすべてをダイナミックにし、地球のサステナビリティを向上させる」をミッションとした、変革コンサルティングおよびシステム開発に取り組む企業です。

ハルモニアでは、企業のプライシング変革支援として、価格戦略やプライシングに関する技術導入相談を承っています。また、ビジネス変革にともなうデジタルトランスフォーメーションの相談も承っています。