10月 11

PRICING TOPICS vol.1|2021.10.11

1週間のプライシング関連の注目ニュース・事例などをまとめ、紹介するニュースレターです。

ハルモニア株式会社は「ビジネスのすべてをダイナミックにし、地球のサステナビリティを向上させる」をミッションとした、変革コンサルティングおよびシステム開発に取り組む企業です。

 


 

9月30日に宣言が解除され、経済も少しずつ通常運転に戻ろうとしています。今週は初回ということで、直近1ヶ月間程度の話題のなかから、注目のトピックスをピックアップしています。

 

目次


 

ディズニーランド入場緩和 酒、時間、パス価格は?:テレ朝news

東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの入場制限が5千人から1万人に緩和。合わせて、新しい入場料金の適用が発表されました。

10月1日からの入場料金(1デーパスポート、大人)は、7900円、8400円、8900円、9400円の四段階となりました。なお、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーは2021年3月から変動価格制を導入していて、これまでは8200円、8700円の2段階で運用されていました。

 

【参考】テーマパーク、エンターテインメント施設のプライシングについては、ハルモニアからも調査レポートを公開しています。

【プライスレポート】 コロナ禍におけるエンターテインメント施設の価格に対する意識調査

 

完全キャッシュレス決済の「焼鳥IPPON」を大崎に出店。個人注文・個人会計を実現し、ダイナミックプライシングも導入:フードスタジアム

外食大手のダイヤモンドダイニングと、予約台帳サービスが有名なトレタがコラボレーションした新店舗が大崎にオープン。

モバイルオーダーサービス「トレタO/X」を活かして、スマートな個人会計が可能に。また、時間帯ごとの「ダイナミックプライシング」を全ドリンクメニューに適用しています。

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新しいアプリを活用した店舗はその体験の新規性に注目が集まりがちですが、焼鳥IPPONでは技術をきちんとレストランの顧客価値、すなわち、食事の味や楽しみに向けて適用しているのが感じられました。私もプレオープン時にお邪魔してきましたが、他のお客様も特に手間取ることなくモバイルオーダー→決済を行えている様子でした。(解説:ハルモニア CEO 松村)

五輪で話題のロードプライシングを本格導入?高速料金無料化も先に。国交省が提言:くるくら

オリンピック、パラリンピック期間中に行われた高速道路の通行料金上乗せ、いわゆるロードプライシングについて振り返りと、今後の活用検討が行われています。

【参考】ロードプライシングについては海外に先行事例が多く、以下の書籍などが参考になります。

 

また、ハルモニアでは、公共性の観点で類似性のある「鉄道」におけるダイナミックプライシングの考察を行っています。

鉄道とダイナミックプライシング(時間帯別運賃):海外の事例と日本の法制度

 

その他のニュース、トピックス

ネットで批判殺到 価格変動のわな 石角友愛・パロアルトインサイトCEO

 

無料にして電動車の充電シフト、ダイナミックプライシング実証…モニター募集

 


 

ハルモニア株式会社では、企業のプライシング変革支援として、価格戦略やプライシングに関する技術導入相談を承っています。

プライシング変革支援